資源

悲しみに潜む心の雨に濡れ、今に枯渇するだけの燃料や、今に従い続けるだけの君たちの間で往復する物事や、物憂げな君の横顔や、今に備蓄される思い出や、言い訳ばかりの君たちの答えに呼応せずに、ただ、蝕まれるだけの、忌々しい現実に虐げられずに、健気に今を飛び越える辺りから、確かさは、空白を埋めるためのパテとして利用され、うわべだけの君たちの噂話や、同じ答えに住まう君たちの実情や、閉塞的な面影に漂い続ける幽霊たちや、物事の優劣などなどに、攻め入る制限や過程、体制が謳う退屈な屁理屈や、自らの過ちに酔いしれる人や、今に縋るだけの奴ら、悲劇的な何かを利用し、今に抑圧され、敵愾心に支配され、すべてを破壊し尽くして、誰かや何かに媚びてばかりいて、自己愛だけが加速して、溢れる愛に溺れてばかりいて、陰鬱な焦土に住まう人々が齎す、鬱鬱とした焦燥感に掻き乱され、今に接続される苦しみや憎しみに左右され、規制ばっかりで、奇跡すら起こらないし、動き出す運命や、数多の証拠や、刹那に発芽する条件や、常用される罪、劣等感やら、完治しない苦悩や、恒常的な憎しみ、無垢なほどに、刺激を受けては、メタファーや疎外感や、無駄吠えやら、報いなどなどが、ひしめき合う都会が流す血や、立場を利用して、意味に縛り付け、身動きを取られなくするための、呪詛が響き渡り、不安定な君を支配するための、わずらわしい答えが、脳内で反響しては、使命感なんかに酔いしれ、自らだけが、特別だ、などと、促すものにより、流されてゆく結末を追い続ける自らにすら置いていかれる乖離した自分が、求める理解なんかにより、偏ってしまうだけの、自らに縋る自分との懸隔に苦しみながら、際限ない欲望の虜になる。