2025年03月07日

意外性

しあわせを啄み、何処かに飛んでゆく鳥たち、物事の行末に空回りする君の歪な意味、そそくさと逃げ去る私の可動域や、生きた心地がしないと、泣き叫ぶ人々、体系化した理由が孕む意味や、空腹を抱えたままで、価値観に平伏し、貧相な理由に装飾を付けては、今に卑屈になるだけの過ちや、曖昧な事柄を調理する主婦たち、虚像や共存や、過ちや会いたいなどが交差し、確かな愛ですら、今に破壊され、あたかも、正しいもののように崇められているものが、問答などを続け、同化してゆく今を引き連れ、あたかも、正しいもののように演じる先々では、争いが絶えず、耕す意味も、今に枯れ果て、加算される意味が、今に足枷手枷を嵌め、はびこる悪意が、バビロンを席巻し、埋め尽くされた罪が、次なる罪を運び出し、与えられた罪により、従い続け、征服欲により、複製され続ける過ちの数々や、下層に住まう住人たちの、悲劇の最中で、参画するものや、攪拌されたり、拡散されたりと、忙しく蠢く間から生まれた忌々しいものがもたらす怯懦により、震えている思春期の亡骸や、忘我を突き抜く感受性の槍、痩せた野良犬や、ノスタルジーの経典、耳鳴りにより脳内が摩擦されているようだよ、と歌う歌姫たちの孤独、水槽に浮かぶ熱帯魚の屍骸や、街路樹にぶら下がるプロパガンダのポスター、暴走するテレビジョンや、夕焼けに補足される恋の法則や、宇宙的な母体の中での記憶中枢を弄る神の手、国境線をかき消した途端に、はじまる新たな戦争のエモーション、十全とした予感や、全てを手にした後に広がる虚しさの靄、朦朧とする意識の彼方に備わるプリミティブな衝動、あらがうほどに現れる懸隔や、犬歯を研ぐ彼女、道理を孕んだ双子の母や、平均点なんかを飛び出て、自由に泳ぐ私たちの端数。

posted by mmj at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 獅子の思想。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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