2025年03月08日

感触

原始的な回路を弄りながら、来ない春を待つ虫たち、諸行無常や消去法や、商業利用されるだけの価値などなどが、ぶつかり合いながら、この、社会というものを加速させながら、世代間が云々と語りかけるテレビを消して、この、現実というものも、靄のようだね、と悲しみに暮れる彼女の虚空を埋め尽くすニヒリズムを、模倣する子供たちの叫び声が木霊する昼下がり、貧相な意味を吐き出す横柄な君の口や、くたばるだけの今に、希望やら可能性なんてものは、毒にも薬にもならないと、諦観する事が、格好の良いものだと勘違いしているような間に溜まる憎しみや、寝込みを襲う事しか出来ないような輩や、時代錯誤を抱え、加算される出来事や、効率だけを求められ、排除される人々や、何かのジンクスや、そこら中にある溝や、今に現れる憐れみや、暗澹とした世界への誘い、ささやかな幸せを踏み潰す世間や政府、女衒に住まう亡霊や悪霊の数々、愛されたいと願うほどに、拘束されてゆく日々、鬱鬱とした観念に捩じ伏せられ、ノスタルジーや、能動的な発芽や、敗残し続けるだけの結末や、整合性もなく、そこかしこに現れる物事の渦、混沌と転換してゆく物語の端々に現れた本質を翻し、貧相な予感に備わる定めや、境目やアンニュイとしたものの保管場所や、法整備された後にも、抜け穴はあるんだよ、と嘯く老婆や、悲しい思い出に裂かれた心を縫合し、抜糸を待たずに、また裂けて、溢れる血で溺れ、そこで、横暴に繰り出されるものに、巻き込まれてゆく。
posted by mmj at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 獅子の思想。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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