2025年03月09日

放出

流動する真実に、生い茂る森で、ひとり健やかに過ごして、冷厳とした山々や、プラスチックで出来た雲、デカダンスの風で、揺れ動く木々、機械的に回転する脳内で、重複する不安なんかに、服従したくもないから、勝手気ままに裏切って、呼吸する事すら忘れてしまい、景色と一体化し、神経質そうな猫たちの告げ口を聞きながら、雨樋に住まう原始的な苔に腰掛ける鳥や、途端にうごめくジレンマの洞窟を越えて、コケティッシュな家々がのさばる、退屈な街の体系化なんかに、参加したくもないから、恒久的に孤立して、延々と結ばれて行く動機や、同化して行くほどに、逸脱したくなってしまうからと、回転する座標に寄り添うトドたちの群れや、連動して行く形式を切り取るカマキリ、犠牲になる事実や真実たちを、飛び越えるウサギたち、圧縮され続ける時間や、褐色の悪い朝を出迎える君の横顔、課せられた義務感に酔いしれるよりも、自らの確かさだけを頼りにして、刹那に嘆じる思いが、今に咲き乱れ、今に彩りを与え、曖昧で、窮屈な理想から抜け出し、打算的な春を迎えるために、古びた原子記号を眺める学者たち、探知する苦悩や、今にすり替えられる正しさ、示唆する思いの収奪、空回りする論理の上を走り回るネズミたちの相互関係を、監視する人間の気分で、レジスタンスを引き連れ、還元されるための、正しさにより、腐敗するだけの世界、物事の終焉に巻き込まれ、意識の渦に吸い込まれ、混濁して行く一切から乖離して、理解なんてものを、嘯く必要性もないし、制約なんてものは、簡単に破られるし、破られたところで、何ら変わりは無いさと、諭し続ける。

posted by mmj at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 獅子の思想。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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