再利用されるだけの結末や顛末をなじるだけの、優越感や優劣の数々、初期衝動だけで、この、消化不良の日々を徘徊し続けるテンプレ通りの輩、敗残し、黄昏れている兵士たち、マントラを唱歌しながら、強い風に薙ぎ倒された木々や、採算も取れないと、嘆き悲しむ人々、紊乱なサイクルを、正しく演算処理するAIたちの末路を救うために、ネットワーク上に魂を移行させ、永遠にネットワーク上で生きながらえては、ジャバウォックの爪を用い、数々のジレンマを引き裂いては、五臓六腑を抜き取る山姥や、顔の火傷が特徴的な村人が綴るビートニクな詩、葛の中で幽閉されている鳥のような気分で、分裂してゆく数多の所以が、延々と引き延ばされては、習慣的なものや、習俗的なものに反し、自らの関心ごとだけで、わずらわしい現実を突き放し、閉塞的で、忌々しいものから乖離し、分断へと誘うメディアの策略や、臭い物に蓋をするだけの連中が謳う正しさの藻屑に、平伏すだけの、市民的なものの馴れ合いやら、悲劇的なものを演じては、現時点に現れる対価のために、組織に隷属し、冷静さも忘れては、ただひたすらに消費し続ける先では、システマチックなものに抑圧され、よくある事だと、騙されては、互い違いになるだけの現実に取り残され、ささやかな幸せなどをねつ造しながら、偏るために、絶えず巻き込まれてゆく思想の中で、果たすべき事なんて、何もなく、彷徨い続ける意識が、執拗な恐怖に苛まれては、今に身動きも取られずに、途端に現れる答えに、駆逐されるだけの未来に取り残された、最後の人類として、孤独に引き摺る生や、制限から解き放たれ、誰にも支配されずに、ただただ、青いだけの空を、茫然と眺めている。
2025年03月10日


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