正義の犠牲になるだけの夜、寄贈されるもののほとんどが、価値観なんかを謳い、勘違いばかりを生み出しては、惰性で打算的な奴らが支配する退屈な世界を退けるために、闘争心を蓄え、猥雑な者どもが仕向ける獰猛な理由や、リズミカルな答えや、現れる対価や、屈折した結末などなどが、衝突し続けては、そこかしこに抵抗を加え、くたばるだけの価値を崇めては、即席の理由や、そこで、従属する意味や、拙い罪や、緻密なエゴ、リアリティすら損なわれ、幻想や仮想空間の中で、もがき苦しみながら、従えた罪により、ネットワークの中で誰かをそそのかしては、自らの手は汚さないで、扇動し続けるほどに、歪んでしまう精神は、作る事を知らないで、ただ、純粋な破壊者として、創造性もなく、信仰し続けるものにより、焚きつけられ、甘い言葉や、曖昧な自由や希望なんかを、タトゥーのように彫り込み、強くなったような気分で、消費的な彼らや、彼女たちの道具として、あるいは、権力的なものの傀儡として、飼い殺しにされたり、果敢に挑む事も忘れ、煩わしい現在に訪れる意味や、伸縮したり、時代的な襞に飲み込まれ、身動きも取られずに、途端に現れる限界や、混濁してゆく意思や、あらゆる諍いや、陰惨な社会が云々と、何かに責任転嫁し、全てを転換させようともしないで、他責思考を続けるような輩が用いる正義なんかにより、退屈な世界が形成され、今を締め付けるばかりであるし、そのような正しさに屈する事なく、吐き出し続ける言葉を鵜呑みにするような輩をも退け、モラルが何だのと、誰かを責め立てる暇なんてないから、自らを書き換えるために、厭世観などに騙されずに、この、まやかしのような世界を押し広げ、通りやすくするために、今を翻し、上下左右すらなく、作用するものもなく、ただただ、無であるなどと、ニヒリズムに悶える事もなく、黙る事もなく、ただただ、吐き出す先で待つ答えをも蹴散らし、ひたすらに卑猥で、猥雑な今朝を突き抜けてゆくような、爽快感だけが、この身を包む。
2025年03月12日


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