世界の中心はどこだ?と、探し回る貴娘たち、改竄されるだけの日々の歪さや、与えられた価値観により、勘違いを施された少年少女たちが、やがて大人になり、社会や世間により、磔にされている頃、言葉が、慟哭を乗り越え、意識に与えられる破滅的な呪詛が、テクノロジーをも破壊し、バンダリズムが加速し、あらゆる価値を封印した建造物や銅像などが押しつぶされたり、投げ飛ばされたりする市街戦の最中、確かさとは、依然として足枷にしかならないと、ならず者で憤懣ばかりをこぼす反乱分子としての私、処刑されてゆく弱者や敗者による憎しみの無限性を騙るような輩が、生み出した打算的な法が、正義を囲い、意識を攪拌し、格差を是正するだとかと、嘘も方便だね、と方々に語る無能な役人や、駆逐されるための、彼らの原理により、利便性だけを求められ、要らないものは、直様、排除されてゆくだけの毎日や、痩せた意味を孕んだ餓鬼たちの群れや、制限ばかりを生み出す君たちの過剰な意思や、今に慈しみなどを植え付けられ、詰るための愛に対し、拒絶反応を感じた私は、懐疑的に物事を眺め、物憂げな表情で、模倣したり模写したりと、手当たり次第に昇華させたいがために、書き連ねているわけではなく、これしか、出来ないからだと、積み立てた形式的なものに反し、蔓延る悪意を反射的に退け、経過してゆくほどに、ほつれたり、もつれたりしながら、持ちつ持たれつだよねと嘯き、運命なんて言葉で誤魔化さずに、出鱈目に奪われるだけの可能性や、もたらされる罪を乗り越えた辺りから、自由を超越し、厭世観を引き摺るだけの行列から離れ、度重なるエゴが打ち出した信仰心に騙されずに、複製された事柄に征服されずに、じっと待ち、ひたすらに耐え抜いた辺りに芽生えるものを愛でる。
2025年04月01日


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