優秀な君の遺伝子を食い尽くすクマムシ、黄金比と鉄の意志と、磔にされた理由、定めなんかを謳っては、退屈を利用し、ウイルスをばら撒く君たちの皮脂、ブラックホールをクラッキングする毎日ですと、端子の海を泳ぐネットワークの屑、あるいは、淡彩を嬲るネズミのハスラーたち、ザラメの橋を越えて、ケミカルな宇宙の外側に孕むアイロニーや、ロジカルな執着により、目が悪くなってしまった研究者たち、痕跡すら明らかにならずに逃げ惑う私たちの異夢、惨憺たる物語をアロンアルファで修理して、つぎはぎだらけの日常ではあるが、それなりには、幸せであるからして、支配されたり、際限ない苦痛が、サイレンのように鳴き叫び、ビブラートをなびかせ、軛を付けられた牛たちが彷徨い、泡沫に備わった理由が崩壊して、社会的な制裁なんかを加えられ、ランサムウェアで構築された道路を通り抜け、感傷的な隘路を押し広げたり、引っこ抜いたりしながら、信仰心を煽るようなコマーシャルから逃げ惑い、深淵に潜む重要な秘密を翻したり、圧縮したり屈折したりして、貧相な所以を弄る忘我、舐る憂鬱を箇条書きにして、配合される理由が、瞬く間に流動し、封建主義的な理想が蝕んだ朝から解放され、戦争の波形や、調教される毎日や、正常性バイアスにより、硬直している人々の渦、混沌としたり、錯綜したり、破損したりと、忙しく動き回るだけの君たちの轍、猥雑な都市が植え付けた上下左右や情念や、数多の私情を食い尽くすだけの、あてのない旅や、押さえつけられたり、横溢したり、まだ足りないと嘆いたり、挫けたりと、様々な思惑にざわめかずに、ただ、はためく姿が、何故か懐かしく感じるのですと、ざわめく心の微かな綻び。
2025年04月05日


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