もう、許しを乞う事でしか、自らを肯定できないような、鬱鬱とした日々を乗り越えて、のらりくらりと何でもかんでもかいつばみながら、引き合いに出される謎のエモート、氾濫する永遠性から、制限などなく、凄艶な罪を開け広げ、そこに、しあわせを詰め込むの、と泣き叫ぶ少女のせなかから生える今朝、集団心理により、狂ってしまった旅先、抒情的な敵愾心により、中庸を保てずに、砕け散ってしまう後から迫るギミックや公約、シロップに塗れた原始的な希望、文化的な帰巣本能や、偶像に噛み付くオオカミ、しがみつく余韻や、中性子星にある原典を集め、政略結婚に苦しむ君の暗号化された国、ビブラートを変換する恐竜たち、漂流する意識が、犠牲的なものを謳うから、不埒なままの情景に潜む価値的なものを翻しては、手懐けられずに、健気に今を超越し、分裂してゆく今朝を抱きしめて、価値を盗む泥棒たちが引用する答え、瞬く間の青春が携えた主体性を食べ尽くす人喰いバクテリア、仮想現実でしかない現在を切り裂く刀、逃避行を続ける恋人たちの健気さ、明晰な深夜が携える原理原則、あらゆる暴力性が、フレキシブルになるようにと願う子供たち、成功体験に蹲る君や、壮年に付着する憎悪のようなもの、ささやかな余韻を消しゴムで消しては、情報なんかに騙されずに、事象がもたらしたエゴにより、暴走した人類が描いた未来なんてものにより、駆逐された動植物たち、あらがうほどに現れるキャピタリズムの毒素をシャワーで洗い流し、悔悟を食べ尽くす神になった私は、ナショナリズムなんて捨てて、すべてと同化し、生と死をも超越した先に現れるユートピアで、仄かに揺らぎ続ける。
2025年04月16日


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