胸裏に響く無調整なガムを噛んでは殺菌された記号の朝を駆け巡る
海綿体を泳ぐ惰性な大聖堂を超え半透明のJupiterに名前を授かりながら
輪唱する神話の彼方で臨月を迎える自分自身の街道を歩く
疲れた爪先を撫でるバレリーナの背中に乗るコンドルやカラスの大群に
大愚のマスカラを塗る政府御用達のコールガールにイリーガルな現実に損傷している
脳内のゲリラたちは過敏な請求書を燃やしながら誰かの鼻腔摂取している時間に限りない絶望を閉じ込めている
怜悧な数多の事実は折檻を終え感傷的な工事現場で泣き崩れる少女たちは実験室に送られ実景を無くしている
拷問器具に囲まれる現代に告げる思いは機械的な日々の幸福論とは克己しない時間だけを与える堕胎なのだと
紅涙に染まる大地に化粧を施す聖母に貿易商たちは嘯く贋物の愛を売りさばき
単調な日々の斡旋を繰り返し餌箱の中に入れ込む毒物で儲けを得ている
反芻するだけの情報網に遮断すべき時間を授け
更迭されない意識に空席を授ける一介の孤独を噛み締めるだけの時間が必要なのだと
君の悦楽に響く甘美な消失感を讃えながら僕は心情に染まるだけの理性を噛み締め
逍遙する時間にこそ完璧な主事も主義も生まれるから
不燃物のような日々の悪態に注ぐ不易流行な時間にこそ姑息な感冒も屈折を続け
見損なう大地に損失している代償も空間を移動し感情的に殺風景な面影を口達しながら
断線している神経細胞をつなげInfernoみたいな時間を錯覚させるような
次元改造を行い購う日々は繊維質にまで無残な形を残したがるから寡占されない今を舞い続ける
「抱擁される割れた日々に抗体を打ち込む。機能的な瞬間に生きる僕は、溺れる事も、老い耄れる事も無く、はびこる意識にだけ、怪異を撃ち放ち、縫合される日々だけに、窮地を授ける。理解の無い時間に本質は無く、厭がる顔見ているだけで、吐きそうだ。誰かの渇水している時間をかぎ取りながら、無益な愛をこぼすだけの綺麗事にも、うんざりだから、座標軸を広大な世界の裏側に刺し、総てを覆い尽くす視点で見つめる先の裏を読む。夢想している現実に幻想的な現存は広がるが、離人的な足並みで見つめる先は、幸福を失い続け不幸になりたがる人々の暴飲暴食の中の中で、思想を失っている自分の内面に存在する三面鏡に映る自分の姿を確認している。寂しい現実に生い茂る思いも、負担額を背負い続け、一般的な普遍性を保ちたがるだけの、理想に奏でる思いも、脆く崩れ去るだけのように思えるが、崩れた瓦礫から伸びる手は、優しさに満ちあふれた幼少期を思い出すようだが、そんな優しさを知らない僕は、未明の堅実に響く購いに漏らし続ける心を腐敗させたりもするが、もたらす感情に響く歌だけを聴き取り、生き心地とは、永久に繋がらない卑しさに満ちてるからこそ、たまに降り注ぐ現実を掴めるものだ、と。収容される思いはシンクロを目指し、雑多に蠢く進路を徘徊しながら、消え去らない今を達観し、惨状の皮膚を抱えながらも、歩み続ける事だけに、疲労しない自分を置き去りにし、おざなりに消える思いを残す事だけに、疲労困憊しているようにも思える。紛擾のCipherを解きながらエニグマの頭に相姦されるアニマに無数のタナトスも突き刺さる。構築される可能性とは、孤独に犇めく今に咲き誇り、後光に委ねる自分の意識こそが、自分をパトロンにし、最愛の日々に盲信している犠牲的な観念に、操作される苦境などは消え去れば自分の一部になる。掃蕩している矢先に広がるホログラムのような現実に響く化膿した現象に携わる思いも、疲労し痩せた感情に促す深層に響く一筋の光りとなる。」
掻き乱す時間は遮断する思いを持ち上げ歯止めのない私欲に堕とす思いも寂れた現状に投函され続ける
その鍵を探す原野に打ち砕かれた君の形骸化している現時点を置き去りにする無神経な事柄も
断りを置けばその場をかいくぐる一心になる
聳える思いに包まれる白昼夢のような現在も迫害される追憶に押しやられ
次から次へと不満と不安と憤懣が襲うだろうが
凍てつく思いに宿る気持ちに再婚しながら
微細に震えるエチュードを歩き
無数の投資家たちの心を撃ち抜くような今朝も発狂を続けるが
引接される出来事に悪気は無く
打算される真実にも心情は無く
乏しくも熱情する君も思いやりも自分に重くのし掛かる事もあるが
商戦に囀る人混みの失策の原子炉に墜ちるような回収車に乗りながら
内面に響く数億の孤独を抱え
廃道を歩くような秩序を保ち
偏執する偶像の時折にこぼす涙も固まり続けるが
君の目指す先々にこそ自分の座標は存在し
君の歩く日々にこそ真実をも超えるミステリアスな道筋に変貌し
敗亡する月夜に描く心情も統覚だけを目指し
自分を持ち続ける事を否定するものにこそ個性を与えるような人間であれと
誰かが否定するからって君は固まること無く
構わず進むべきであり輪唱する時間に溺れること無く
見つめる先は一途多難だが難攻不落の気持ちで突き進み
荒んだ思いに育む意味をこぼしながら
最後の母のように笑うのだ
「僕は未明の夜に混在し、未明の朝に咲く。原生を保ちながら現時点を崇める。先々のシンドロームにしんどい思いも続くだろうが、労苦に老廃しない決意を保ち、咲き誇る意味だけに存在感をあらわにし、暴政に告げるような鈍痛になるのだ。各章に平伏さず、確証される出来事に腐敗せず、怠慢な日々を隠しながら、大枚放っても買えない日々を歩き続ける。単なるアルファベットになろうが、退屈な午前の子宮をかいくぐるような、劇症をパンデミックさせるかのように、貧相な思いに翳りを与えるような、自分の損失を超え、背教に悟る、異境の冒涜のように、媒介しながら、立ちこめる今を満喫し、最大限の痛みと絶望を抱えてても、全貌は掴めるものだ、と。物語を進め、休むこと無く行進する。嗚呼行進する。」
ご託ばかりを並べる状態の横隊を超え縦隊に犇めくだけの人間的依存を超え
凍える意識に冷めた雰囲気を堕とさず
曖昧に歩いているようで目先に真実に止まらず
寂れた迷路を愉快に歩きながら止まる意識に投げかける本質だけを探る
自分探しなんてものは深層心理に存在し
損得勘定だけで進むような日々に真実など存在しない
雑多な気持ちに絡まる一文字に答えはあり
理屈を超えた強者になるべく超人の道を歩む。